建設アスベスト訴訟

建設アスベスト訴訟とは

 わが国では、輸入量の7~8割という大量のアスベストが、吹付石綿、ボード、スレートなどの建材に使用されてきました。そのため、大工、電気工、内装工、解体校、塗装工、吹付工、配管工など、建設作業に従事していた方に、アスベスト被害が多発しています。
 建材メーカーは、アスベストの有害性を知りながら、その有害性を警告することなく、安全性をアピールして、大量のアスベスト建材を売り、大きな利益をあげてきました。
 また、国は、アスベストの有害性を知りながら、何の規制も行わないばかりか、アスベスト建材を不燃材料・耐火構造に指定して、使用を促進しました。
 今後も、アスベスト建材を使った建物の解体や、震災時のがれき処理などの際に、新たなアスベスト被害が発生する危険性があります。
 被害者の全面的な救済と被害根絶のため、裁判で、建材メーカーと国の責任を明確にすることが重要です。
 そこで、全国で取り組んでいるのが、建設アスベスト訴訟です。
 私たちは、この訴訟で、建材メーカーと国の責任を明らかにすることによって、すべての建設アスベスト被害者の救済を行う「建設作業従事者にかかる石綿被害者補償基金制度」の創設と、万全な被害防止策の実施の実現を目指しています。

被害者・原告の声

  • 病気で困窮
    西岡 浅夫さん
    (72歳、肺がん、解体工)
    肺がんになり、自営業を辞めて困窮し、一時は生活保護受給を余儀なくされました。家族もばらばらになってしまいました。
  • 子らを残す無念
    故 山際 光博さん
    (享年60歳、肺がん、医療ガス配管工)
    夫は、障がいのある長男と7歳の次男を残し、60歳で逝きました。以来私の時間は止まったままです。(妻・あつみさん談)
  • 誇りある仕事を奪われた
    故 志萱 信義さん
    (享年59才、中皮腫、電気工)
    父は、闘病しながら死の間際まで仕事を続けました。でも、甲子園球場リニューアル工事の完成を見届けることができませんでした。(息子・弘道さん談)

全国の訴訟の状況

 建設アスベスト訴訟は、2008年に首都圏で始まり、現在までに、5つの地方裁判所で、国の責任を認める勝訴判決が言い渡されています。また、2016年1月29日の京都地裁判決では、初めて建材メーカーの責任が認められました。現在、650名を超える原告が、全国で闘っています。
 アスベスト建材が使用された280万棟の建物が、今後解体のピークを迎えます。全国的にずさんな解体工事は後をたたず、新たなばく露の危険性が拭えません。建設アスベスト被害は、これからも、いつ、誰が発症してもおかしくない、全国民的な課題です。
全国の訴訟の状況

※平成29年3月現在

進行状況

あなたも一緒に参加しませんか?

 

建設現場で働いたことのある方で、

  • 中皮腫
  • 肺がん
  • 石綿肺
  • 肺水
  • 胸膜肥厚
  • 胸膜炎
  • 肺線維症
  • じん肺
  • 間質性肺炎
  • 肺気腫

という診断がされている方

アスベストが原因かもしれません

 ぜひ、建設アスベスト訴訟に、原告としてご参加ください。
詳しくは、当弁護団までお問い合わせ下さい。

よくあるご質問

裁判に参加する場合、何をしなくてはなりませんか?
 裁判は基本的に弁護士が代理人となって進めますが、裁判の主人公はあくまでも原告の皆さんです。裁判期日に出席したり、より多くの人に裁判の支援を訴えるなどの活動に加わっていただく場合があります。
 もちろん、体調と相談し可能な範囲での参加で結構です。弁護団が全面的にバックアップしますし、多くの心ある方々の支援もありますので、ご安心下さい。
裁判に参加する場合、名前や顔は公表されますか?
 依頼者(原告)のプライバシーを最大限尊重します。依頼者の意思に反して名前や顔写真が公表されることはありませんので、ご安心下さい。
裁判費用、弁護士費用はどのくらいですか?
 社会的に意味のある訴訟で、多くの方に原告になっていただくため、弁護士の着手金はいただいていません。
 実費10万円と訴状印紙代13万7000円の合計23万7000円の費用のみをお願いしています。分割払いのご相談に応じます。また、印紙代の支払いを猶予してもらう訴訟救助を受けることも可能です。
 裁判で勝訴し、賠償金が得られた場合、弁護士報酬をお支払いいただくことになります。詳しくは、弁護団までお問い合わせください。

判決

私たちにご相談下さい。
アスベスト被害に関するご相談は無料です。

アスベスト被害ホットライン

090-3273-0891

(平日の10時~18時)

折り返し、
弁護士が直接ご連絡します。

  • 国から賠償金を受け取れる場合があります。
    アスベスト訴訟の和解手続は、最高裁判決を勝ち取った私たちにお任せ下さい。
  • 建築作業従事者の石綿被害の
    救済を求めて闘っています。