大阪泉南地域のアスベスト国家賠償訴訟を勝たせる会/国は、知ってた!できた!でも、やらなかった!大阪・泉南アスベスト国家賠償訴訟への、みなさんのご支援をお願いします。

支援者のみなさんへ

支援メッセージ

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住江 憲勇さん(全国保険医団体連連合会会長)

 2014年1月7日、国は、大阪・泉南アスベスト国賠訴訟(第2陣訴訟)について、国の規制権限不行使の責任を認めた大阪高裁判決を無視して上告を表明しました。断じて許されません。いのちや健康よりも産業発展を優先させる国の姿勢は、何らの大義も道理もありません。これまでに13名の原告がお亡くなりになり、生存原告の方々も病状の悪化に苦しんでおられます。「命あるうちの解決」は、被害者の切実な願いです。わたしは、医師として被害者の皆さんに寄り添い、全ての被害者が救済されるまで皆さんのたたかいを心よりご支援申し上げます。


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竹宮惠子さん(漫画家/京都精華大学マンガ学部教授)

 せめて「危険だ」と教えてくれたなら。覚悟も防御もできたかもしれない。知っていたのに言わずにいる事で、こんなにも被害を大きくしてしまった。これを「無作為」ではなく「作為」と考えることも可能です。自然災害ですら、人災になり得るのだから。
 誰も責任を負えないなら、国が代わって国民を救わなくてはなりません。「国の責任を問う」より、それが国の仕事だと考えて欲しいのです。それができる国であればこそ「国を愛する」ことができます。


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堤 未果さん (ジャーナリスト)

 アスベスト訴訟の闘いは、繰り返し気づかせてくれます。
 私たちが決してあきらめず、関心を持ち続けなければならないことを。
 薬害エイズに水俣病、筑豊じん肺にアスベスト。
 もうこれ以上、声なき声を葬らせないように。
 目先の利益のためにいのちを切り捨ててきた、この国の歪んだ歴史に終止符を打つために。


ueda.jpg植田和弘さん 京都大学教授(環境経済学)
 
 環境破壊はしばしば不可逆的で取り返しのつかない絶対的な損失を伴う。アスベスト問題もその1つである。被害が確認されてから取り組む対症療法的な環境政策ではなく、予防、予見的なアプローチが求められている。そのためには、現に生じている被害の完全救済が何にも増して不可欠な前提であることを肝に銘じなければならない。

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肥田 舜太郎さん(医師・65年間被爆者医療と核廃絶にかかわりつづける)

 アスベストの患者さんは病院の外来の診察でときどきみます。専門医に紹介し間違いないと入院になり、その時は症状が軽快したので退院したが数年後に亡くなられたという症例などがありました。支援と援護の仕組み、制度が不十分です。改善させましょう。


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原 一男さん(映画監督/大阪芸術大学映像学科教授)

 この一年、アスベスト原告団の方達を撮影させていただいている。カメラをかまえ て、それぞれの人生にじっくり耳を傾けながら、なんとイノセントな人たちなんだろ う、と毎回思う。決して身の丈以上の野心をだいているわけではない。ただただ家族 と自分のささやかな幸せを求めて実直に生きてきた人たちだ。掛け値なしの庶民であ る人たちに対して、権力側の人たちの仕打ちを知るにつけ、権力を持っている側のや つらはなんと横暴で、非人間的なんだろう、と沸々と怒りがわき上がってくる。 原告団の戦いは、まぎれもなく、世直しの運動であると実感する。


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木津川 計さん(雑誌『上方芸能』発行人/和歌山大学観光学部客員教授)

 煙は別にして、空気に色がついていたら誰でも避けます。しかし無色で匂いもなければ無意識に吸います。その空気にからだをむしばまれていたと、あとで気づいてどうなりましょう。アスベスト被害によって、憲法が保障する健康で文化的な最低限度の生活も営めないのは国の責任でもあります。安心して生活できる環境のために、裁判による公正な判決を求めるものです。


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星川 淳さん(元 グリーンピース・ジャパン事務局長/作家・翻訳家)

 人の健康に被害をもたらす環境破壊の多くは、政府による情報公開の乏しさに起因しています。政府の透明性が高くなればなるほど、それだけ環境も守られます。逆に透明性の低い政府のもとでは環境保護のレベルも必然的に低く、被害が広がります。政府が過ちを繰り返さないよう、そのあり方をともに変えていきましょう。


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柳田 邦男さん(ノンフィクション作家)

  この国は国民の命を本気で守ろうとしているのか。水俣病、筑豊じん肺、そしてアスベスト惨禍を軒並みに拡大したのは誰か。
 国の不作為責任の糾弾なくして安全・安心社会は作れない。


masukawa-s.jpg益川 敏英さん(京都産業大学理学部)

 アスベスト公害をはじめ、一般に公害は理不尽にも何の罪も無い市民に襲いかかる悪魔の牙である。意識的隠蔽等の行為の許されざる犯罪行為は別にしても、加害者の不注意・怠慢により被害を大きくしてしまう点も一つの特徴である。被害者の苦しみを思うとき、彼らに然るべき処罰が下ると同時に被害者の救済も円滑に且つ速やかに実現されなくてはならない。
 この世に生を受け、共に暮らす我らはそれを強く望んでいる。

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宮本 憲一さん(元滋賀大学学長)

 アスベスト災害は史上最大の産業災害です。使用禁止を遅らせて被害を拡大し、いまだに被害者の完全救済をしない政府の責任をこの裁判で明らかにしなければなりません。それは国民の責務です。

yuasa.jpg湯浅 誠さん(NPO法人自立生活サポートセンター・もやい事務局長)

 「知ってた!できた!でも、やらなかった!」という言葉からは、いろんなことを思い出します。私が取り組んでいる貧困の現場でも、たいていのことは「できたのに、やらなかった」数あまたの不作為から生じています。それを見逃せば、同じことが繰り返されます。こうした「見えないことに便乗する」あり方を止めていきましょう。

inazawa.jpg稲沢潤子さん(作家)

 アスベスト公害については、一時大きく報道され、私の住む集合住宅でも壁材などに使われているのではないかと調査をしたことがあります。
 その害毒については知っていましたが、生産に従事してきた人たちの多くが零細企業の労働者であること、アスベスト公害で国家賠償を求める訴訟は日本で初めてとのこと、今回資料をいただいて初めて知りました。
 生活のすべての局面に共通することですが、責任を問われるべき所轄官庁や力のある企業主が責任のがれをし、しわ寄せされるのが、いつも何の罪もない貧しい人たちであるという現実は変えなければなりません。人権を主張する意味でも重要な訴訟だと思います。

seki.jpg佐伯一麦さん(作家)

 アスベスト問題は、この国の現在噴出しているさまざまな問題――企業や国の隠蔽体質。談合。いじめ。耐震構造疑惑。格差社会。差別問題。雇用格差。棄民政策――そうしたものの原点であり象徴ともいえる。私もかつて共に働いた建設労働者たちが、アスベストの被害にあって、咳き込んでいないか、苦しんでいないか。彼等にも泣き寝入りはしないという勇気を与えてくれる判決を、という祈りに似た思いで、この裁判の行方を、私は注視している。

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梶本 逸雄さん(会社役員 「勝たせる会」代表委員)

 私の父梶本政治は泉南の石綿産業が盛んだった1950年代から40年間、一人の町医者として、アスベストの危険性を警告し続けました。事業者には厳しく、住民や労働者にはやさしく丁寧な対応だったと、亡くなった後に聞きました。長男に生まれた以上、代表委員の一人として、全力を尽くすつもりです。

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半田 秀男さん(元大阪千代田短期大学学長 「勝たせる会」代表委員)

 私たちが勝利を目指している裁判は、いわれなき困苦に遭う人が出ても助ける装置がない閉塞社会に風穴をあけることになります。困難は大きく、険しい山を越えねばなりませんが、力を振り絞って進みましょう。

西野 恒次郎さん(農民組合大阪府連常任顧問 「勝たせる会」代表委員)

 三好石綿工場の窓の直下で農作業をしていた農民が白い粉じんをまともにかぶり、苦しみぬいて死んだ。こんな理不尽! 見逃せない。農民組合の私が泉南アスベスト国賠訴訟をなんとしても勝たせたいと思う原点はここだ。

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古川 和子さん(中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会副会長)

 国は彼らの命の声を聞き、過去(失った命)・現在(健康被害)・未来(補償)における検証を行わなければいけない。泉南の国賠勝利こそが我々石綿被害者の願いであり、公平な救済への力強い第一歩となるのだ。

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宮島 和男さん(首都圏建設アスベスト訴訟原告団長)

 私たちも泉南のみなさんに続き、建設被害者と遺族が2008年5月16日と6月30日に東京地裁と横浜地裁に提訴しました。先を走っておられる原告の皆さんには、必ずや勝訴していただきたいと思います。